そそふぁいとスピッツのはなし

スピッツ4年生が死んじゃったんですよ(オタク的な意味で)

デラックスエディションを拾ったオタクのしみじみ感想とか!

わたし「スピッツについて話していいですか?」
わたし「いいよ!!!!!」
 
 
 
──2021年1月末。
私はタワレコアニメイトに行かなければならなかった。
ヨルシカの新譜とテニプリのバレキスを受け取りに行くためだ。
 
引きこもり至上主義の私にとっては結構体力のいることであった。
連休中に外出するなんてよほど前から気合を入れないとできなかったりする。
 
 
─せっかく外出して2軒も店を回ったんだ。
─そうだ、ブックオフにも立ち寄ろう。
古書店には劣るがたまに当たりがある。
─掘り出し物のチェックに行くぜ!!!!!!
 
 

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お買い上げて開けて泣いた
 
 
 
エッ!?!?!?!?!??!?!?!?
 
 
陳列棚の前でフリーズした。
 
え??デラックスエディション???
手にとって裏っ返して五度見。
 
いや、これ本物やん
 
なぜ????????
(ス民が泣く泣くデラックスエディションを手放すシチュエーションを想像し涙を流す)
 
とりあえず一旦棚に戻して、店内を一周する。
いや、どうしよっかな〜〜〜〜、買っちゃう?
誰かが手放したデラックスエディションを我が物にしてしまう???
というかあれを手放すって一体何があったんだ?
でもさぁ
あれさぁ
 
 
今後いつ手に入る機会があるのさ。
 
 
 
 
 
 
⚠︎諸注意⚠︎
・幻覚じゃないです!!
スピッツにお金を払いたいとずっと言ってる
・オタクです
 
 
 
 
 
裏面見た?
 
「 あ か さ た な 」 っ て 書 い て あ る よ
 
 その瞬間にもうすでに答えは決まっていた。私は棚からそれを取り出し、状態を確認する。多少の日焼けはあれどそれはそれこれはこれ。というか中古のものにケチをつけるような人間じゃあないし、ケチつけるくらいなら拾い上げたりしないんだよなァ。
 
 
 よし、うちの子に迎え入れるとするか。
 
気分はまるで捨て犬を拾うようなアレ。
中古ショップで物を買うときはだいたいいつもこういう心情。
 
「お前、うちの子になるか……?」
 
 
かくして、私の家に連れ帰られたデラックスエディション。
 
そしてそのDisc3。
 
 
ある晴れた日に私はそわりそわりと震えながら再生したのだった……
 
 
 
 
 
 
 
1「運命の人」
うっっっっっっっっっわ
わっっっっっっっっっか!!
 
えっっ、みんなピチピチじゃん、どうしたの。
 
2013年!?!?!??
 
とか言いながら見てたんですけども、
みんなのカジュアルな格好で安心しつつ
最近のマサムネさんは帽子被りがちなので被ってないの見たの新鮮d
 
あ〜〜〜〜〜〜!!!!!
そのサビへの展開の仕方好きです〜〜〜〜〜!!!!
フルライト概念ありがとう〜〜〜〜!!!!!!
 
 
とか叫んでたら終わった。嘘でしょ
 
 
 
 
 
2「あかさたな」
 
新曲じゃん
 
 
 
もう一度言います
 
 
 
新曲じゃん!!!!!!
 
 
 
 
エッッッうっそいいんですか!?!?
令和に入ってこの曲聴いていいんですか!?!
恐らくこれはインディーズ時代の頃に作られた楽曲で
どこで聞けばいいんだ……と嘆いていた曲のひとつ。
とか言ったものの、
冷静に考えてこれがなかったら引き取ってないのよなこの子。
 
ついに出会いましたね。
嬉しいですよろしくお願いします。
 
 
 
階段みのあるフレーズ。
楽しそう。
どちらかというと言葉遊びに比重を置いてるけど人生みたいなこと言ってる。
 
あ〜〜〜
 
かわいい歌だな〜〜〜〜〜!!!
 
「コメット」の『恋するついでにひとになった』というフレーズを思い出し、
海から来て人になった生き物の話?かなぁなんて思いを馳せて
「あら〜〜〜背中に背鰭の名残がくっきり出てそうですね〜〜〜〜」
って言うてたら終わった。嘘でしょ。
考察も何もしてない。
 
 
 
 
3「さらさら」
 
テツヤさんに当たっとるサスが回っとるん?
 
 
何?宗教画か?
 
 
水だ!!!!!!概念『水』が見える!!!!
 
何……?この……
 
人が死んだら海になると思ってるのか……?
※適当なことを言っています
 
母なる海に帰る的な概念の歌だよなぁこれ。
湖になるしな…。
 
もうだめだ、アウトロのギターとベースの関係性が好きすぎる。
 
 
 
4「りありてぃ」
バックサスありがとう!!!!!!!
 
やっぱ高速チェイスが似合うんだよな!
チェイスっていうかストロボ??
いやチェイスだよなぁこれ。
 
白⇒青⇒赤⇒青⇒緑⇒黄って順番に色がどんどん変わっていくから面白くって見ていて楽しかった。ライブで浴びたい。
 
ラスト白バック決まりすぎてて情緒がめちゃくちゃになった。
 
 
 
5「夕焼け」
アッッッッ
夕焼けオレンジだ〜〜〜!!
(4歳児並の感想)
 
こんなにシンプル。でもこれが正解って感じ。
 
前明かりのないシルエット風味なのが良い。
ギターのピックでジャーーーーーってするの見てるの好きなんだよなぁ。
 
ベースの余韻が良いんじゃ。好きじゃ〜〜〜〜
 
 
 
6「潮騒ちゃん」
 
カワイイッッ!!!!
(クソデカ大声)
 
潮騒ちゃん」が流れると問答無用で「カワイイッッ!!!」って叫ぶ病気に罹ってるのでマジで声に出して叫んだ。
 
白くて黄色くて、ふふ、黄色、かわi……
 
サビで海の色になんの!?!?!!!??!?
 
最高すぎる!!!!!
 
 
いこうぜ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
 
⬆︎の瞬間から祭りが始まりますからね。
チェイスかっこよすぎる
おまつりだ!!!!
 
まって今の波打ち際か!?!?
(後ろで白がヴァ〜〜!!!なるやつ)
最高じゃん。潮騒ちゃんかわいい
潮騒ちゃんやってるスピッツがかわいい。
だいすき
 
 
 
7「エンドロールには早すぎる」
 
以下ライブメモ
ミラボでっっっっっっか
むらさきだ すきすぎる
サビで青? 寒く切ない潮の香りか???
ライブ版のこれちゃかちゃかしててカワイイな
世界の果て明かりさいこうだな????
原曲の100倍明るくてわろてる
 
 
いや、
 
 
いや
 
 
何いうてんのこいつ・・・(困惑
 
 
でも最後にこの曲持ってくるのやっぱスピッツみがあるなぁ〜!と思います。私は好きです。劇場版「横浜サンセット」のエンドロールもこの曲でしたからね。
 
 
 
 
たった7曲
されど7曲
 
お客さんはいないが最強のスタッフたちと入念に打ち合わせやリハーサルを重ねて作り上げたライブDVD
 
最高だった・・・
 
バクステ映像もあったんですけど、感想はないです。
というか、あの、しみじみ「あぁ〜……」ってなってたので感想とか言う暇なかった。
ただただ「最高の裏側も最高に映るのはきっと最高だからだな」とか思ってました。
 
っっ、にしても、デラックスエディションってすげー!!!!今度からスピッツのアルバム買う時は迷わずデラックスエディション選ぼ!!!ってなりました!!!
いや、これはなる。
ディスク3枚だからね。1枚目のボーナストラックにある「エスペランサ」はまだ温めてる。
2枚目のMV集はみた。
「野生のポルカ」のMV可愛すぎてニッコニッコして観てた
 
 
 
 
 
 
2021年3月25日
 
 
スピッツ、メジャーデビュー30周年か
 
すごいな……
 
そそふぁいより生きてますね……(??)
 
 
 
さて、
 
 
本当の新曲が来てしまいましたね。
 
 
そう「紫の夜を越えて」です。
 
 
日付変わった途端に告知が来て思わず「ハッピーニューイヤー!!」って叫びました。
私たちの夜明けです。
 
実のところ、私にテレビを見る習慣がない(「家のテレビ何に使ってんの?」「え?SwitchとU-NEXT用のモニター」ってレベル)のもあり、あんまり「紫の夜を越えて」を聴けてなかったんですよね。
だから「ようやく聴けるぞ!!」と一頻り大喜びした後にSpotifyの使い方もよくわからなかったので、Amazonミュージックを急いでインストールして購入しました。
 
あ、の。あのですね。
 
 
 
もう月並みの言葉しか出てこなくて
 
 
聴き終わった後の一言は「どうしよう」でした
 
 
どうしよう。
 
どうしよう。
 
こんなの好きになってしまう。
 
 
あぁもう、
だから好きなんだよ。
スピッツっていつもそう。欲しかったものを欲しかった時にくれるような。
ゆったりとしたスピードで空中に放り投げられたし、暖かい海に連れ出されてしまった。
でもそれって痛かったり辛かったり悲しかったりなイメージじゃなくてさぁ…。
 
 
「多分この形なら『越えられ』そうな気がするんだよ」
 
みたいな。
 
 
迎えに来てくれたイントロのギターとベースに、景色の中に散りばめられたよく知っている言葉たちと、自分と周りを回りながら進むベース、行く先を照らすドラム。
始まりは切ないのに、ぐんぐん上昇していく感じがたまんなくて。
知っているけど知らない、はじめましての音に耳を傾けてたら就寝時間なんてとっくの前に過ぎてたし、どうしたらいいか分かんなくなって布団に潜って泣いてたら
 
 
 
朝になってた
 
 
 
なんだか不思議な夢を見たような気もするけど、寝不足の頭で思い出すなんてことが出来るはずもなく、あと30分だけ…とか思ってたら家出る時間が目前だったのが悲しすぎた。
 
 
今日ほど仕事に行きたくなかった日、
なかなかないぞ。
 
 
 
朝、すてきなMVが出ましたね。
昼もどんどんスピッツの新情報が流れてきましたね。
も〜〜!! もうちょっと小出しにして!!!
いいかい!? 一気に大量の情報をぶつけるとオタクは死ぬ!!!
 
分かったら返事して!
 
 
 
そんなこんなでずっと切なさと希望の綯い交ぜになった心を抱えて仕事をしてました。
今回は「死んだ」というより、「強制的に布団に入れられてぽんぽんだむだむ寝かしつけられて、その手があまりに優しいからぴすぴす泣いちゃった」って感じですかね…
 
スピッツ…本当に好きだ…。
 
いっぱいききます
 
 
 
本当はこの記事をここまで温めるつもりなかったんですけど、せっかくなので30周年記念日にあげることにしました。
 
 
というか、周年記念の日に出すにしては内容が浅くてすまんな……という気持ちである。
 
新曲──もとい「あかさたな」そして「紫の夜を越えて」はこれから聞き込んでいくことになる。
 
 
スピッツを知って2年も経ってないんですが、彼らが音を鳴らし始めてから30年近く経ってようやく「みっけた!!」と出来たのは、スピッツが頑張ってきたからだし、それを支えてくれた人がいっぱいいたからだよな、と思う今日この頃。
 
スピッツとの出会いは私にとって大事件だったし、あの瞬間、確かにパラダイムシフトが起こった。
スピッツ、あなたがたは私にとってそういう存在なんだよ。
音楽というそのものの解像度をぐっと上げてきた。上げさせられた。最高だった。私が知らなかっただけで、まだまだ世界には〝良いモノ〟がたくさんあることを教えてくれた。知っていたけど分からされた。
 
これからもいっぱい「みっけ」ていきます、させてください。世界を見せてくれ。
私の体力が続く限りついていくからな!!
 
 
 
 
というわけでそろそろマジで手紙書こう。
 
 
出ない神ファンレターより
 
出るクソファンレターだよな
 
 
下書きのまま眠らせてる1000文字を揺り起こして、書き連ねようと思う。上手く言葉に出来るかはさておき──
 
──いや、それって割といつもだ。
 
これでいいのかな、間違ってないだろうか、とか思いながらブログの記事書いてますからね。
書き終わって、推敲して、「もう、どうにでもなーれ☆(AA略)」って投稿してますからね。
この記事もそうです。
 
書くべきことと書きたいこととを混ぜ合わせて組み合わせて、自分の言葉として出していく行為はなかなか難しいよ。
たまに吐きそうになるくらい苦しくなるけれど、それでも楽しいからやってる感じ。
全部が組み上がってひとつの完成形を成したその瞬間が尊いんだよな
 
って思いました。
(なんか良いこと言った風の顔)
 
 
 
よーし、20時の生配信にはどうにか間に合ったな!
(時計見ろ)
 
 
スピッツ!!!
 
あらためまして、
メジャーデビュー30周年!
おめでとうございます!!!
 
大好きだッ!!!
 
 
 
読者の方も
ここまで読んでくれてありがとうございます!
 
 
それではみなさん、
また来世でお会いしますよ!
 
 
 
何かあったらここによろしく!!