そそふぁいとスピッツのはなし

スピッツ4年生が死んじゃったんですよ(オタク的な意味で)

舞台「ニーゼロニーゼロ」を観に行ったオタクの感想文

 

 

人類に高橋一生は早すぎたのかもしれん
 
 

 


⚠️諸注意⚠️
・オタクです
舞台のネタバレ、演出バレあります
高橋一生初心者です
・死ネタです(筆者の死亡描写があります)
 
 


 

 

 

 


 
高橋一生、好きだ
何よりもまず、顔が良い
 
私はそういうオタクだ
 
 
シン・ゴジラ」からの高橋一生顔ファンなので、きっと観劇オタクの皆様からしたら初心者も初心者なんだろうと思います
 


 
そう
 
高橋一生……
私を岸辺露伴沼──

というかジョジョ沼に引きずり込んだ男…
(この話は長くなるので割愛)
 
 
私の中では大変罪深い男として話題の高橋一生なのですが、やはり推しという存在は
 
 
 
そもそも存在するのか?
 
 
 
と思ってしまうんですね
 
 
 
元より観劇する"クセ"というものが付いているようで付いていないのもあって、定期的に劇場に足を運ぶののの今まで観たものって、友達が出てる舞台だとか、2.5次元なミュージカルだとかが多く、最近行ったとこ?スピッツのライブ!みたいな私にとって、高橋一生という人間は、"画面の中にいる実在してるのか不明な存在"なわけですよ
 
 
 
 


そんなわけで私は
7月某日
 
 
高橋一生の実在を確かめるべく
 

私は渋谷・パルコステージに飛び込んだ──
 
 
 
 
 
 

 


 
いやホンマにちょっと待ってな
 
 
まず、入った瞬間に、サスバトンがステージ中空まで下がってて「正気かよ!?めっちゃ好き…」みたいになってた
 
っていうかマジに声に出した
 
「えぇ……正気か?だいすき……」
 
舞台機構大好きマンなのでそういうの見ると大変助かります
これは高橋一生とか関係なく好きですね

何のイベントであれ基本的に舞台美術はめちゃくちゃ舐めまわすように見てしまう

奥のイントレ組んでるのとかも最高だな〜〜〜ってなってました
 
イントレ萌え

新ジャンルかもしれん
 
 
 
 
あとはまぁ、ワールドトリガーですね
 
 
とはならなかった
あーうん
あの形、使い勝手がいいんですよね
わかります
 
現代演劇あるある
抽象的な感じの舞台セット
OK
慣れてる〜いけるいける
 
ってなってました
 
 
 
 
彼がそのうちの一つを手に取って
 
優しく微笑むまでは
 
 
 
 
 
❁❁❁
 
 
 
観に行く前に、既に観劇した方(というか私のチケットの手配をしてくださった感謝してもしきれない方)とお話したんですけど、

私の席番号の印字を指さして

「彼(高橋一生)、客席後ろから入ってくるのでこの席大当たりなんですよ(要約)」

すごく見やすいと思います!

「振り返って出てくるの待っててもいいかもしれないですね!」

と言ってたんですね
 
 
 
そん時の私
「ほへぇ!ラッキー!やったー!」
 
 楽観視しすぎやろ


 
 
 
 
んで当日振り返る気満々だったんですが、奇しくもその日は配信日でした
 
 
 
あーこれやばいな
振り返ったら顔が映るかもしれん
やだ…
労働で疲れた顔を全世界に垂れ流すわけには…
 
 
とか自意識過剰なことを考えてるうちに

 

客電が落ちていく
 
音が聞こえる
 
 
装置が動き出す
 
 
 
 
足音が聞こえて
 
 
 
 
あまりの音の近さに
さすがに振り返ろうとして
 
 
 
 
 
振り返った瞬間
 
 


 
 
 
 
 
 
高橋一生
 
目の前を通って行った──────
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんで?
 
 
 
 
 
 
 
 
存在してる……??
 
 
 
え?高橋一生って実在…え…?
 
 
 
 
真横も真よkえ?
思わず彼が通って行った通路を呆然と眺め、視線を2往復くらいしてしまった

息止まった

死ん…え…?
 
 
 
「今この人横通りました????」
 
 
 
ってメモっといた
 
 
 


某列29番
 
気になる人はパルコステージの座席表見てくれよな
 
 
 
 
いや〜〜〜〜〜〜
 
あの〜〜〜〜〜〜
 
 
 
存在してる!?
 
高橋一生って存在して!?
 
 
え!?
いや通路通るって言われてたし
 
ただ
すごく見やすいと思います」って言葉を
お前の真横通ります」って意味やと思わんやん
 
 
 
私、ぶっちゃけ
 
 
完全に
 
 
下手側通路通るんやと思ってました
 
 
 
 
15センチ先には高橋一生おったが??
 
この距離感で存在を認めないわけにはいかない
 
舞台上、目測で10メートル程先にいる高橋一生を観て「おっ、今回の高橋一生は精度の高いホログラムだな!」「最新の投影技術ってすげー!」とか言うつもりだったのに
 
 
 
真横を歩いてった後の風
 
 
感じたら
 
 
いや、あなた
 
 
実在してる…………………………
 
 
 
 
 
 
 
 
❁❁❁
 
 
 


 
かんたんなあらすじ
 
 
 
 
彼(演:高橋一生)の名前はGenius lul-lul
たった1人、世界で「夜更かし」を続ける彼は、四角い『これ』を積み上げていた。
いつかそこを世界の中心とするために。
 
彼が、「私たち」と違う点があるとしたら、それは「ひとつになっていない」こと、そして「何度も生まれ直して生きてきたこと」。
私たちの知らないうちから彼は世界に存在し、私たちに寄り添って、そして「予言書」に基づいて善と悪のバランスを…取ろうと…
 
 
 
してたんだっけね?
 
 
 
「私たち」が
どうして「こうなってしまった」のか
 
 
声を出すことも動くことも出来ない「私たち」にGenius lul-lulはニコニコと笑いながら話し出す──
 
 
「あれは遡ること──」
 
 
 
 
 
 
いや待って、これ完全に私の視点だからね。詳しくはWebでね、それか何かもう配信とか見てもろてええか?
 
ライブレポと違って観劇レポ全編したためると、なんだかすごくアレな気がするので、物語の内容に触れるのもうここまででいい?いいよ
 
 
 
 
ともかくまぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
映える男だった
 
 
一挙一動目が離せない
 
 
一人芝居のいいところは、極論、彼以外の人間を見なくて済むところだ
もちろん、彼以外の物も動くけれど
観客が観測している彼を取り巻く何もかもは動き出すけれど、全て彼に集約する
(ありがたいことに私には全景席での観測に若干慣れてるフシがあったので、周りが動き出した時は自然に全景視点で見てました)
 
 
ダンサーの橋本ロマンスの、そこに確かに「いる」のに「いない」ような絶妙な存在感
ヤバない????
ずっとそこにおるのにおらんのやで????
みたいな感じだった…
ダンスに関してあまり詳しくないので、どこまで言及していいんだろ…って気持ちですが
二人でシンクロして動くところとかずっと「まとめて」観てたんですけど、私、こういうの好きなんだな…ってじんわり熱を抱いてしまった…

 

【追記①】

配信見ながら「この存在、もしかして我々の『影』では…?」みたいなことを考えてたんだけど、そもそもこの思考が曖昧すぎて詳細に書くことが出来ない。取り急ぎメモ。

あとは誰か頼んだ。

【追記①おわり】
 
 
あとですね、
 
あの
 
 
ワールドトリガー……
 
 
 
白い立方体を見ると「ワールドトリガーだな」って思う可愛いオタクなので、これはあれを言うべき時なのかもしれん
 
 
 
 
高橋一生が……
 
ワールドトリガーだった……
 
 
 
というか、あれは「私たち」もワールドトリガーだったので。
みんなで一緒にワールドトリガーになろうね…♡
 
 
こいつ何見てもワールドトリガーやったって言うやんけって思いますよね

私もそう思います
 
いやでもこれワ民に見てもろて
「ゴリラと人を分かつものは、やっぱり『これ』を作ってしまえるか否かだ」
っていうセリフについて考察して欲しいんですよね
ワ民はそれが何なのかを知っている気がするので
ワールドトリガーの民で高橋一生の一人芝居に興味のある方はぜひ観に行って欲しいです
 
 

【追記②妄言】
 
ただ、少し考えてみたことがあるとしたら、彼自身が『トリガー』なのだろうと思う
や、どうだろ。彼自身が『トリガー』というより、『トリガー』を引いたのは彼……みたいな。
クロマニヨン人の頃から言葉というものを知っていて、生まれ直す度に『予言の書』を元に善悪のバランスをとる
そして最終的に『これ』を積み上げるただひとりの存在になっている。
異質だから未来を知り、異質だから未来のために動き、異質だから『肉の海』から弾き出される
 
少なくとも、大錬金を行うための・太陽系にある何もかもを金に換えるトリガーを引いたのは紛れもなく彼である。「みんなが僕の背中を強く押したんだ!」と言ってトリガーを引いた。そう思ってる
(ちなみに私は「大錬金の構想自体は700年前に僕が練ったものなので盗用にはあたりませんっ」みたいなセリフがめっちゃ好き)(かわちい)

(だみだみな声の「♪不完全な僕だからァ〜」もめちゃくちゃ好きです。ああいう声聞けるのは新鮮でした。個人的には「高橋一生、そういう音も出るんだぁ…♡」みたいな新たな発見でした)
 


まぁ、ほら、そのトリガーは世界の在り方に直接作用するのだから、まぁ実質『文字通りのワールドトリガー
ってワケ(何言ってんだ?)
 
【追記②おわり】

 


まー、ぶっちゃけ『これ』が何なのか分からないままだ。
でも、白い立方体の形をした『これ』に座り、登り、ぶん投げ、寄り添うGenius lul-lulがいたのは確かなんです!!!
 
もしかしたら、そんな優しいGenius lul-lulが、『これ』が実際何なのか分からないようにマスキングした結果があの形なのかもしれない

……いや、それはないか

(しかしGenius lul-lul自身が『これ』を差して「君たちが作り出すブロック…」みたいなことを言ってたので、どうなんでしょうね)
もう何も分からない 
ただ、Genius lul-lulのもたらした愛のような何かに包まれて揺蕩ってたのは確か
彼は寂しがっていたし、辛そうだったけど、何故か私は幸せだった
 
 
我々がみているのは、海の中の夢
…なのかもしれない
 
 
 「おはよう」
今日もGenius lul-lulが『これ』を積み上げる
空を見上げる、のぼる
「私たち」を見る
ニコニコと今日の風の色を教えてくれる
またあの話をするのか
えー、それならいつかGenius lul-lulの29回目の人生の話を聞いてみたい
あるのか知らないけど

誰として生きて、

誰として正しさを、

誰として間違いを行ったのか
 
 
遠方担当になった彼は

いつか何かを見つけられるのか
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
❁❁❁
 
 
帰り道
 
PARCO出た瞬間に迷子になってた
いやよく分からん
行きしなは爆速定時退勤で一心不乱に歩いてたから帰りのことなんて考えてなかった
 
というかあの物語の後、高橋一生の存在どころか、私自身や、この世界そのものの存在が揺らいでるような気すらする
 
夢なのかもしれん
 
 
 
 
 
キャパ600で高橋一生は実質全席最前だって
わかってたんですよ
わかってたしずっと前から言ってたのに
 
 
 
 
それにしても
高橋一生、顔、良かったな…
 
でも、あの男、
私の隣通ってったな……

 

なんなら舞台上の彼と

目が合ったし

私のこと見てニコって笑ったから……

(厄介オタクみたいなこと言ってる…)

 


 
 
え?
 
通ってったやんな?
 
んで、80分ずっと舞台の上にいたし
 
いや、
 
 
あれ──
 
 
 
 
 
 
高橋一生って
 
 
もしかして、実在する?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
久々にストレートプレイを観ました。
いや「フェイクスピア」だって配信は観た。
ただ、現地でってのは久々だなあ。
スピッツのライブにも行ってるから少なくとも年に1度は劇場やアリーナに来ている。
私はまだここにいる。
 
分かってたんだけど。
 
何だか、やっぱ、うん
 
芝居っていいなあってなってた。
 
東京メトロのホームで噛み締めてた。
 
 

ちなみに家帰ったらドラマ「岸辺露伴は動かない」の円盤届いてたから「わー、命日ダブルヘッダー…」とか言ってた

 


いろいろ適当に、思うままに書きなぐった

これが感想文として成立してるのかは分からない
 
書くべき原稿をほっぽりだしてスマホに打ち込んでるので、だいぶ煩雑な出来なのは何となく分かる。
 
 
 
いや、待って原稿の締切7月末じゃん
本文進捗4割なのに何やってんすか
 
とか、そんな感じの気分なんだけど
 
現実に帰りたくなさすぎ。
 
 
 
うーん…あれかなー…
 
 
 
 
 
遠くに行きたいGenius lul-lulの
思い出の外に触りたい人生だった…
(息をするように夢女子)
 
 
 


ここまでのご清聴ありがとうございました
 
 
素敵な時間をありがとう

主演の高橋一生さん
ダンサーの橋本ロマンスさん
脚本(でいいのかな?)の上田岳弘さん
構成・演出の白井晃さん
並びに公演に携わった全ての皆様
企画運営、そして実現まで漕ぎ着けられて本当に良かったです。
残りの東京公演はもちろん、福岡、京都、大阪での公演の成功もお祈りしております。
 
 
では私は執筆作業に戻ります。
本当にヤバい。
ただの二次創作、個人誌だけど命掛かってるので本当にヤバい。
労働やってんのに原稿やってんの、シンプルに偉ない?
 


というわけで
また来世でお会いしますよ!
 
 
 
 
なんかあったら
質問でも誤字脱字報告でも
ここに入れといてくれ〜!!!

 

 

 

 

パルコステージ

舞台「ニーゼロニーゼロ」公式サイト